3日目、お昼前にサヌールのホテルをチェックアウトすると、ウブドへ移動した。
ホテルのレセプションに聞いたところ、サヌールからウブドまで車を手配してもらうと400KRpくらいかかると言う。結構な値段である。そこで、Grabで調べてみたところ、140KRpくらいの見積もりが出てきた。Grabの方が圧倒的に安い。というわけで、そのままGrabで予約をすると、近くにいた車が捕まり5分程度でやって来た。
バリ島においてもGrabは便利なようである。
ウブドではUbud Village HotelというところにAgodaで予約を入れていた。そこまでの距離は約23Kmである。1時間15分くらいの道中、英語が堪能なドライバーに途中の村でガラス細工をやっているとか、ここの村は像を作っているところだ、とかの話をしててもらい、2月中旬の選挙の話を聞きながら進んだ。
最終的にホテルまではなんと132KRpで済んだ。とてもお得だった。ぜひGrabを利用することをお勧めする。
ウブドの宿泊 Ubud Village Hotel
プールや部屋
バリ島は初めてなので、今回はなるべく移動に便利なところとして、Monkey Forest Road沿いの、ウブド王宮とモンキーフォレストのほぼ中間に位置するUbud Village Hotelというところに泊まることにした。ここであれば、夜のバリダンスを見学するにも都合が良いと思ったのだ。
リーゾナブルな値段でなかなか綺麗なホテルのようだったからだ。
ここは中心となる道路に面しているが、奥行きが結構あり、中にはこのようなプールもあった。ここは泳ぐというより、美しく作った景観の一部という感じで、実際泳いでいる人は滞在中にはいなかった。
建物に囲まれた回廊があり、植栽もあるので美しい。
このように囲まれた中に中庭に一つ目のプールがあった。ここはあらゆる角度から人の目が集まりやすい。
さらに奥の方、そこは朝食を食べる会場にもなるところだが、その近くにメインとなるプールがあった。このホテルはビル型だが、工夫をしてジャングルのような緑を演出していた。
囲まれているのでそれほど解放感はないが、食べ物やドリンクを出してくれるバーカウンターもあり、スタッフはフレンドリーで居心地は良かった。
部屋はデラックス・ルームで、出窓がありその下にはソファがしつらえてあった。
4階建てのビルなので、外に出られるテラスはなかった。サヌールの開放的なヴィラからはだいぶ違う雰囲気だ。中に入ると良くエアコンが効いているのがよかった。なにしろ、外は暑いのだ。
部屋はとても広く、洗面所も奥行きがあった。奥の左手がトイレで、右側にはシャワーブースがある。手前の左手がバスタブだ。
バスタブも広々。ゆったりとお風呂に入ることができた。
このホテルでは4階屋上のラウンジで、16:00~17:00まで無料でアフタヌーンティーを楽しめるとあったので、さっそく行ってみた。
コーヒーや紅茶を頼むと、レモンタルト、マフィン、そして、春巻きやら何やらが出てきた。ほんの一口の量ではあるが、無料なので文句は言えない。
そして、あまり人もいないので(オフシーズンという理由もあるのか?)、ゆったりと過ごすことができた。
あとから何人かやってきたが、混みあうこともなく寛ぐことができた。
屋上からのウブドの眺めだ。高い建物はなく、ジャングルが生い茂っている。
オレンジ色の屋根と緑のコントラストが続く景色だ。
ところで、ホテルからは20%オフのマッサージのクーポンをもらっていた。そこで、時間を予約して60分のバリマッサージを受けてみた。200KRpだという。それでフルボディマッサージだが、とても上手なのでよかった。
バスタブもあった。これは使わなかったが。
終わってからこの外のテラスでティーが振舞われた。どうぞゆっくりお過ごしください、とのことだったので、しばらく景色を眺めていた。
鬱蒼たるヤシの木の眺めだ。
食事
Cafe Wayan & Bakery
ウブド・ビレッジ・ホテルのすぐ近くに、カフェ・ワヤンというGoogleでは評点が高いカフェ・レストランがあったので、お昼を食べに行ってみた。
ナシゴレン 75KRp とても美味しかった。
ここは奥のほうに庭が広がっていて、素敵なテラス席などがあって、そちらも雰囲気がとても良さそうだった。
こちらは別の日に食べたミーゴレン。
Bumi Bali Reastaurant
こちらもUbud Village Hotelからすぐ近くのレストラン。昼食に入ったが雰囲気がとてもよかった。空いていたが。
奥には庭園もある。
Hibiscus Warung
ここはウブド王宮に向かってしばらく歩いていき、お土産屋の間の細い道を入って行くとひっそりとあるレストラン。細い道の入口に店の名前が出ているのが目印だ。
王宮のレゴンダンスを見るために少し早めの時間に行ったので空いていた。
サテ・アヤム(チキン)を食べてみた。ピーナッツソースがけになっていて、美味しかった。
モンキーフォレスト道路から一歩路地を入ると、とても静かだった。そして、このように普通の家並が見えるのもバリらしくて良かった。
モンキーフォレスト
夕方、歩いて20分くらいのところにあるモンキーフォレストまで行ってみた。ホテルからだと大きく道を下って行くことになる。ウブドというのは結構アップダウンがあったのだ。エントランスはぐるっと回ってから入るため、けっこう歩いた印象だ。
ここはまさに観光地という感じで、いろいろな国から次から次へと観光客がやってきていた。そんなに猿が珍しいのか、とは思った。
実際、猿は日本でも上高地に行った時や、群馬県などでも結構お目にかかるので、大して珍しい存在ではない。ああ、猿だなあと思うだけである。従って、正直さほど面白いという場所ではなかった。外国人は大いにキャッキャ言っていたけどね。ニホンザルと違って、ヘアスタイルがモヒカンになっていた。
園内は渓谷もあって、大きく下って登るようなコースもあった。ウブドというのは川沿いが大きく谷が切れている場所が結構あるのだった。
下ったら登らねばならない。
遺跡の泉のような池もあった。アドベンチャーもののゲームのようだ。
猿はあまり近づいたり、じっと見つめると威嚇してくる場合がある。
というわけで、まあこういうところかと一周回って早々に出てきたのであった。
ウブド王宮の民族舞踊
ウブド王宮では毎晩19時半頃から日替わりで民俗舞踊が催されていた。チケットはその日に王宮前の広場や王宮入口あたりで、いろいろな人が売っていた。チケットは同じ値段なので、誰から買ってもいいようだ。
その日は火曜日だったので、ラーマーヤナ・バレエをやるというスケジュールだった。こちらがそのチケット兼パンフレット。値段は100KRpだった。
ビナ・ルマジャというグループによる公演だ。
王宮の舞台は非常にこじんまりとしており、座席もそんなに多くはないので、19時までには行った方がいいと売り子からアドバイスを受けた。そこで余裕を見て、18:45分ごろに行ってみたところ、既に帳面の席には何にも座っていたので、開いている所に一緒に座った。
なお、座席の前にはフロアマット?が敷かれたスペースがあり、砂被りで座ることもできる。そこの一番前に座れば、真ん前で見ることができる。
日が暮れて照明がつけられると見事に王宮の建物が浮かび上がった。
開幕時間になると満員になった。
ラーマーヤナ・バレエはとても面白かった。ぜひ、パンフレットを読んでおくことをおすすめする。そうすれば、物語も良く分かる。
シータ姫たち一行が金の小鹿に出会うシーン
シータ姫の侍女たちの踊り
アレンカ国の魔王ラワナに囚われたシータ姫
最後の大団円
バリの民俗芸能は観光客が見て楽しめるようになっているので、とても楽しく見ることができる。
ではまた。