こんにちは
今年、日本語教師を目指しているのですが、ここでちょっと過去を振り返って、私が日本語教育能力検定試験に独学で一発合格するためにどんなことをしたか、使った参考書などをご紹介していきたいと思います。この試験を目指している方にとって、少しでも参考になればと思います。
この試験は合格率がおよそ20%程度と言われています。点数としては70%取れれば、合格できるのではないかと言われています。
そこで、わたしは過去問で70%点が取れることを目標にして勉強をしました。
目次
「日本語教育能力検定試験 完全攻略ガイド 」
さて、まず私が最初にとりくんだのは、「日本語教育能力検定試験 完全攻略ガイド 」という参考書でした。その当時は第3版でしたが、今は第4版まで出ているようです。
ヒューマンアカデミーによる刊行で、試験によく出るポイントを絞って解説しているというものです。ですので、最初に取り組むには全体像がわかっていいのではないか、と思います。
これをくまなく読み込みました。ただし、ここに書かれている説明だけでは、なかなかわかりずらいというか、最初はわからないところもいろいろあったのですが、まずは最初から少しずつ読み込み、重要と思われるところには蛍光ペンで印をつけたりしました。そして、よく分からないところは更にグーグルで検索をしたりしました。このガイドブックは1回のみならず、2回〜3回と徹底して読み直しました。
付属でCDが付いているので、試験にある「聴解」のパートについても勉強することができます。
「日本語教育能力検定試験に合格するためのシリーズ」
次いで、取り組んだのが、アルクが発行している「日本語教育能力検定試験に合格するためのシリーズ」です。このシリーズは基礎知識から、文法、ほか分野別に何冊も出ています。正直その全てを読破する気にはなれませんでした。その中の何冊かを買ってみて、ざっと読んでみました。ただし、それぞれのシリーズによって著者が異なるので、テイストだったり、構成や書き方に合う合わないがあるように思います。私は、ざっと見て必要と思われるところだけを絞って読んだりしていました。
あまり、風呂敷を広げてたくさんの参考書に手を出さないほうがいいと思います。
全国統一公開模擬試験
それから、最後の方での経験値を高めるという意味で、アークアカデミーによる全国統一公開模擬試験というのも、直前対策として受験してみました。 実際の試験時間の配分や、テストに慣れるということも重要かと思います。そして、受けてみると大体の自分の現在の相対的なレベルというものがある程度わかります。
日本語教育能力検定試験 解説セミナー
また、アルクが主催している前年度の日本語教育能力検定試験についてのセミナーというものも一度受けてみました。この時には、「社会・文化・地域」「言語と社会」「言語と心理」「言語と教育」という項目で、2コマを一人の先生が担当。そして、「音声・聴解」で1コマと別の先生。最後に「言語一般」をまた別の先生が担当されました。ということで朝から夕方までギッシリのセミナーでした。
過去問
で、最後になりますが直前になってから力を入れたのが、過去問に取り組むということでした。過去3年の試験問題(回答付き)を購入して、なにしろ解いてみました。過去問に取り組むに当たっては、それまでに十分知識をインプットしておく必要があります。あまり早い段階で過去問をやらないほうがいいと思います。
そして、特に私は間違った・わからなかった問題はなるべく掘り下げて、正しい回答にたどり着けるように調べたりしました。
また、本を読むだけでは単調になってしまうので、DVD動画による講義も購入して、勉強に取り入れてみました。
著名な4人の講師による解説講義で、音声・聴解、言語一般、言語と心理、言語と教育、社会・文化・地域、言語と社会、に分かれています。
DVDが4巻ですので、かなりのボリュームです。
これらの教材を使って勉強をした結果、私も何とか合格することができましたので、ぜひあなたもきっと合格できるはずです。試験を受ける方は頑張ってください。
今日は以上です。