憩の家、という宿はたまたま宿泊のためのサイトで見つけたのですが、なんと木造の小学校をリフォームして宿にしたところなのです。木村佳乃主演映画『船を降りたら彼女の島』のロケ地にもなったところだそうで、記念の石碑が立っていました。瓦屋根の木造校舎がそのまま残っていて、その教室を部屋にリフォームしたり、食堂にしたりしていました。かの有名な建築家、伊藤豊雄氏監修によるリフォームということで、部屋や食堂もとても素敵な感じでした。
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長い板張りの廊下があって、かつての小学校の雰囲気を醸し出しています。教室の番号もそのままに掲げられています。その横には小学生用の低い手洗い・水飲み場があって、当時がしのばれます。昔の面影を感じますね。
建物(校舎)は2階建てですが、宿としては1階部分のみを使っていました。個室タイプの部屋と、合宿とかで使えそうな大部屋タイプの和室(畳敷き)がありました。
個室を利用しましたが、全部で5部屋あるようで、部屋はかなり広々しています。そして、上記リンクを見ていただけるとわかりますが、モダンな洗面、トイレ、シャワー他の設備が備えられていて、外観からは想像ができません。
そして、なにしろ嬉しかったのは、疲れて到着したところ、部屋にはこの地ならではのデコポンなどの柑橘果物が置かれていことです。デコポンが最高に美味しかった。
また、ここは大三島の西の端に位置しているので、専用のビーチまでわずか数十秒で行けるのです。もし夏に来ていたらここで泳げたのでしょうか。近い近い。
お風呂は別棟となっていて、校庭のすぐ横にあります。海を眺めながら入ることができます。疲れた体を癒してくれて最高でした。
なにしろ、自然に抱かれたロケーションがとてもよかったです。この日はちょっと寒かったので外に長いこと居られませんでしたが、良い季節であれば、部屋からちょっと出れば、緑の芝生の校庭であり、お風呂棟があり、ビーチがあり、ということで自然を感じることができる場所だと思います。
さて、お風呂でさっぱりしたあと、夕食ですが、我々は夕朝食付きプランだったので、豪華な瀬戸内海鮮料理のメニューでした。
お作りに始まり、鯛めしの釜めし、タイの煮つけ、鍋料理、茶わん蒸し。。。
我々はもう若くないので、あまりの量に圧倒され、最後の焼き物・揚げ物は辞退をいたしました。食べきれん。いやー、なかなか凄かったですので、ぜひお試しください。
あと、おすすめはデコポンのジュースです。これは酸味と甘みが絶妙のバランスでとても美味しかったです。
朧月の下、しまなみの夢をみつつ明日に備えます。
明日は、尾道まで約60Kmを走ります。
続く