クロスビーで長瀞までドライブしてみた。長瀞は東京やさいたま市あたりからドライブに行くにはちょうど良いと思う。
東京・埼玉から程よい距離
東京からでも空いていれば2時間かからないくらいだ。高速を100kmも走ることなく、程よい距離の花園ICで降りて、国道140号をドライブをすることができる。なお、寄居町で、皆野寄居有料道路の乗り口が右側に出てくるので、それに乗ってしまうと行き過ぎてしまう。あくまで一般道で行くのが正解。
長瀞駅前まで行くと駐車場は沢山ある。メイン通りのところは一日500円というのが相場だが、駅を通り越した裏側には300円というところもあった。宝登山神社のところにも駐車場があるが、別にふもとのところの駐車場でも散歩程度で登って行けるので問題ない。一日過ごすならどこでもいいだろうと思う。
季節外れのかき氷
交差点から宝登山神社へ向けて歩き始めると、割とすぐのところに「阿左美冷蔵 寶登山道店」があった。10時半ごろだったが、席が空いているようだったので入ってみた。
季節によるようだが行列が必至という人気店のようだった。入れてラッキーだった。
和のかき氷を注文した。きな粉みつ・つぶあん・黒蜜付きで1300円だ。かき氷の他に水羊羹もあり、妻はこちらを注文。水羊羹がガラスの容器に入っていて、しかもその周りに氷が。
氷は本当にふわっふわで、口に入れるとすぐに溶けてなくなってしまう。きな粉みつを少しずつかけて、さらに黒蜜や、つぶあんなどをちょっとずつ加えて食べていくのだが、楽しい。一見凄い量に見えるが、軽く食べられる。
水羊羹もちょっと分けてもらって食べたが、とても柔らかく、また味が優しく美味しかった。セットで付いてくるコーヒーがビターでとても合う。
宝登山神社
阿左美冷蔵 寶登山道店から、宝登山神社入り口まではわずか500m程度だった。ぶらぶら歩きをするにはちょうど良い。途中には長瀞郷土資料館、および旧新井家住宅があり、帰りに立ち寄ってみることにした。
宝登山神社の周りには立派な木が生えていて、何か霊験あらたかな雰囲気があった。
荒川沿いの岩畳の風景と比べるとここは静寂と緑に満ちていてほっとした。宝登山神社本殿は木々に囲まれていて、絵になるところだった。
1900年前、日本武尊がこの山の麓にある泉で禊ぎをして山頂を目指した。ところが山火事にあって進退極まった時、巨犬が出てきて火を消し止めたそうだ。そこから、火を止める山として、火止山(ほどさん)と名付けられたのだそうだ。
社殿は色彩鮮やかだ。
本殿の裏側には、その昔日本武尊がみそぎをしたという泉があった。
日照りの時や雨の降り続く時でも一定の水位を保ちながら湧いているそうだ。遥か昔からこの泉があったのか。
郷土資料館
帰りには郷土資料館と旧新井家住宅を見学。
長瀞は「地球の窓」と呼ばれ、本当は地下深くに隠れている変成岩を地表で見られる稀有な場所なのだそうだ。日本の地質学発祥の地であるのだ。
花の里
花の里は季節ごとにいろいろな花が植えられているらしい。この時期、一面はコスモス畑だった。これはそのごく一部。
中は広くて、あぜ道を歩けるようになっている。ところどころにベンチがあるので、休憩をするにも良い。
コスモスが広大に広がっている。
岩畳にも行ってみたが、宝登山のほうが人が少なくて静寂に満ちていて、とてもよかった。長瀞は川も楽しめるし、山も楽しめるという、ちょっとしたドライブには手ごろで良いところだった。
ではまた。