浜松市にあるスズキ歴史館にはるばると行ってきた。なぜかというとスズキ・クロスビーに乗り換えて乗っているからだ。クロスビーはとても良い車だ。
クロスビー購入についての記事は以下からどうぞ。
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スズキ歴史館の場所・営業時間・予約
スズキ歴史館には車で行ったのだが、電車でも便利なようだ。その場合、新幹線の浜松駅で下車し、東海道本線の高塚駅下車して徒歩10分でも到着する。スズキ本社のちょうど目の前にある。駐車場は50台停められるようだ。おおここが本社なのか、という感じである。
車で行くと、駐車場の係の人が場所を誘導してくれた。
スズキ歴史館は予約制ということだったので、WEBサイトから申し込みをした。
2時間枠で朝9時から営業しており、閉館は16:30となっている。
何しろスズキのPRのためということがあるのだろう、ここは入館無料なのだった。
スズキの歴史
館内は1Fが受付で、3階から見ていくのがいいだろう。3階では創業からの歴史が物語られる。スズキも織機から事業が始まったということは知らなかった。創業者の鈴木道雄氏が詳しく語られるスタート部分は興味深かった。
展示がとても素晴らしく、趣向を凝らしているので見ていて面白い。例えば、物語風に映像で織機を工夫する道雄の姿などが語られる。
織機というのが実は技術の結晶であり、そこから派生するかのように自動二輪へ転身を図っていくのはビジネスの才覚か。パワーフリー号という自動二輪はまるで今の電動アシスト自転車のようだ。
そして、やがて二輪から四輪駆動車へ発展をしていくところはまさに先見の明があったのだろう。日本で最初の軽四輪乗用車スズライトは1955年に発表されたのだ。
また、スズライド・キャリイ劇場はまるで3丁目の夕日のような昔の、昭和の街並みが再現された映像をシアター形式で見ることができる。
わが家のフロンテという展示も面白い。昭和の頃にはよくあったブロック塀の隙間から家の中を覗くのだ。そうするとそのお宅に置かれたスズキ・フロンテを見ることができる。また、車に沿って立つと映像の中の人たちと一緒に映ることができる、などといった凝った展示がある。昭和の風景が懐かしい。
スズキアルトの誕生物語も面白い。当時の価格47万円というのがほかの物価と比べるとどうなのかが分かるような工夫がされている。
そして、以前の愛車であった、スイフト(しかも同じ赤)が真ん中に飾られていて素晴らしい。やはり、スイフトはいい車なのだ。いまはクロスビーに乗っているが。
さて、2階に移動すると、生産ゾーンがあり、工場で活躍をする生産ロボットをちょっと操ることができる。凄い動きをすることに関心をする。そして、組み立てラインの工程を見ていくのだが興味深い。
あいにくとコロナ禍ということで、3Dシアターが休止になっており、またところどころ映像パネルの修理中というところがあったので残念だったが、見どころが満載で、じっくり見るとしたら2時間はかかると思う。これを無料で見られるのだから、下手な博物館よりよほど面白かった。
ここは実におすすめである。
なお、お土産で買ったプラモデルを組み立ててみた。最初楽々プラモなどと書かれていたので子供だましかと思ったが、これがなかなか緻密でシールを張り付けるのが小さすぎて難儀した。結構リアルにできた。
浜松ではウナギも食べてきた。
ではまた。