北浦和にある、和食会席料理のお店、二木屋に行ってきた。ひかえめに言って最高だった。
もくじ
二木屋とはどんなところ
北浦和公園のほど近く、閑静な住宅街の一角に、古い日本家屋があるのだが、そこが二木屋だった。周りの環境は本当に静かで車もあまり通らない、静かなエリアだ。
もとは軍人の家だった昭和10年建築の家を、自民党最初の内閣(1955年)の厚生大臣を務めた小林英三が買い取った家だったそうだ。それを、孫の玖仁男氏が1998年に会席料理「二木屋」としてオープンしたものだそうだ。
そして、建物は政治家の屋敷の遺構として、日本国登録有形文化財に登録されたのだそうだ。
古い建物ではあるが、立派な庭もあり、内装はとてもきれいに装飾されている。
12月はちょうどクリスマスの時期だったので、ご覧のようにキリストをモチーフにした飾りつけがされていた。また、太鼓の筒のところが金魚鉢になって、そこに金魚がいた!
この日本家屋で、素晴らしい会席料理の数々を楽しむことができるのである。
お食事
この日はちょっと豪華メニューを食することになっていたので、メニューも多めだった。そのどれもが美味しく、なにしろ素材が素晴らしく厳選されていることが素人でもわかるようなテイストだった。
小鉢で出てきた、蕗田舎煮(これは120年前のレシピを再現したものということだった)がとても美味しかった。
そして、前菜はクリスマス仕立ということで、ビジュアル的にも美しく、どれもこれも美味しかった。とりわけ、栗が甘く柔らかかった。
お椀では、牡蠣が出たが、大き目の身がぷりぷりだった。
しかし、これだけいろいろ出てくると、肝心のメインである黒毛和牛のステーキが来る前にもはや結構お腹が一杯になってきた。
そうしたところにとどめのステーキだったが、これだけで定食一人前で十分な量ではないか、というぐらいの立派さなのだった。
ギャッと驚いたが、とろけるようにあまりに柔らかく、美味しいので、美味しい美味しいと言って完食したのだった。最高のお肉であった。
食後のデザートでは、苺とキウイ、水羊羹が出たが、最初に甘いものを食べると苺が酸っぱく感じられるだろうからと、最初に苺をひとかけら食べたところ、なんとその甘さと風味に驚愕した。酸っぱみなど全くないのである。ただならぬ苺であった。
しかし、これだけの品数が出てくると、さすがにお腹いっぱいであった。
なにしろ、恐れ入りましたという感じで、特に記念日などのお祝い事には超おすすめですので、ぜひお出かけください。
ではまた。