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復興途上の首里城に行ってみた。 

1月のある日、国際通りを少し入ったところにあるC&C BREAKFAST OKINAWAで、遅めの朝食を食べた。そのあと国際通りに戻るとまだ昼前だったが、天気もいいことだしせっかくなので首里城に行ってみようと思った。それに、2019年に焼失した正殿の復興がどうなっているかを見てみたいという気持ちもあったのだ。

oki-park.jp

 

C&C BREAKFAST OKINAWAについては、以下の過去記事をご覧ください。

www.nobbyblog.com

 

国際通りの「てんぷす前」というバス停が近くにあり、そこからバスに乗り山川というバス停で降りると、首里城まで歩いても10分程度の距離のようだった。あるいは国際通りをもう少し牧志まで歩けば、そこから首里城入口までのバスもある。しかし先に「てんぷす前」発の9番のバスが来たのでそれに乗った。

山川で降りると、首里城に行くためには来た道を少し登り返さなければならなかった。そして更に急坂を登って行く必要があった。歩いてみると首里城がいかに山の上にあるかがわかる。

途中に「玉陵」という場所があったのでちょっと覗いてみた。これは16世紀初めに建てられた琉球王朝の王様のお墓だそうだ。戦争中に被害を受けたものの修復されて、かつての王朝がしのばれる壁や遺構が残っている。緑に囲われ静けさに遺跡がたたずんでいた。

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玉陵は訪れる人も少なくひっそりとしていた。

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実に見事に石垣が積まれている。どうしてこのようにきれいに積み重ねることができたのだろうか。

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そこから少し歩くと、首里城の入り口だった。首里城のマップだ。

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案内所を通り過ぎると守礼門がある。守礼門は中国に似た様式の門で、そこには「守禮之邦」と書かれてある。「琉球は礼節を重んじる国」という意味だそうだ。

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そこからいくつかの門をくぐり抜けて登って行く。

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やがて正殿の前に出る。正殿から先のエリアは有料だが、大人は一人400円と手ごろな料金だった。正殿は復興修復のための大きな白い建屋で囲われていた。その建屋の横にはモニターがあり、焼失した当時の映像が流され、またその後の修復への取り組みが語られていた。2026年の完成予定だそうだ。悲しみを乗り越え復興に取り組む映像を見ていると、胸を衝かれるものがあった。首里城は先の沖縄戦でも焼失しているのだ。その後1992年に復元されている。それがまた不幸にも2019年に焼失したのだ。

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正殿横の展望エリアからは東側の眺望を見ることができる。遥か海まで見通せる。龍潭が眼下に見える。

 

ここでは焼失した時の残存物を見ることもできる。恐らく再建に至るまでの期間の公開なのだろうが、貴重なものを見ることができる。

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有料の区域では、東のアザナという那覇市内を一望することができる展望台に行くことができる。晴れていたので東も西も見渡せた。遠く海まで見渡せる場所だ。ふと、かつて激戦地だったことが心をよぎった。

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帰りはゆいレール儀保まで歩いてしまったが、けっこう距離があったので、首里城入口あたりのバス停で待ってバスで帰るのが正解だろうと思う。

 

ではまた。