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折り畳み自転車で琵琶湖・北湖をサイクリングしてきた旅 1日目 米原~今津

5月のGW明けに琵琶湖、北湖を巡るサイクリングの旅に行ってきた。新幹線米原駅で降りて、そこからサイクリングをスタート、ぐるっと北湖を回って、琵琶湖大橋を渡り、近江八幡で切り上げた。総距離約120kmだった。その記録を書こうと思う。今回、初めて輪行で、折り畳み自転車を持って行ったのだ。果たして、この20インチの折り畳み自転車で長距離サイクリングはどうだったのか。

目次:

折り畳み自転車の輪行

なにしろ今回初めての輪行だったので、はたしてうまく電車に載せられるのかなど不安だった。マイ自転車は以下画像のように、ルノーRenault)のライト10(Light10)という20インチの折り畳みだ。重さ10.8Kgということで折り畳み自転車としては軽いほうだ。しかし、これを担ぎ上げて、ホームを歩いたりするとさすがに重い。

出発駅に着いたところで自転車を折り畳み、買ってあったダホンの輪行バッグに収納する。ルノーライト10はうまくこの袋に収まるのでお勧めだ。

 

ただし問題は担ぎ上げて歩くところだ。この輪行バッグではタイヤとフレームを専用のバンドで縛って、それを肩に引っ掛けるのだが、それはあくまで補助。手でフレームを持つ必要があるのだ。約11Kgというのを肩と手で支え持つというのが、けっこう辛かった。できればキャスターに載せたいと思ったほどだ。エレベーターに近いところで収納してなるべく移動距離を少なくするのが良いと思う。

新幹線は自由席なら、一番後ろの座席裏が予約せずに荷物を置けるので良いかもしれない。今回、新幹線の予約をスマートEXで予約した。このWEB SITEでは指定座席(一番後ろの座席と)セットで特大貨物(座席裏)の置き場を予約することができる。安心して荷物を置くことができるので、確実な方法だと思う。

 

米原~道の駅「湖北みずどりステーション」 約20km

米原駅を降りてさっそく自転車を組み立てる。

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スタートは11:00頃だ。天気は良く気分はワクワクしていた。予定の巡行スピードは15Km程度を想定している。ただ間違って東口に出ていたことに気づかずにいた。そのため、最初のとっかかりのルートが分かりにくかった。西口に出ていれば問題がなかったのかなあと思う。最初は湖畔のさざなみ街道に出るまで琵琶湖に向けて1.7Kmほど直進する。

琵琶湖が見えると直角にさざなみ街道が交わっているので、反時計回りに走って行く。湖面は波も立たず、青く輝いていた。長浜までの道は交通量の多い通りに沿っているので、あまりぱっとしない道ではある。

スタートして約4.6Kmくらいで道の駅「近江母の郷」に到着した。12時少し前である。ちょうどいい時間なので、ここの皿そば泉希でお昼ごはんとした。ここは5皿そばというのが名物らしかった。薬味が付いてきた。最初の皿は塩だけで味わう。次に少し薬味を入れてみる。ネギと大根、わさびだ。そして、最後には、といた卵やとろろを入れてみた。これで5皿の味わいが一通り楽しめた。食べてみたらふつうの蕎麦だった。

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昼を食べ終わった後、次の目的地である道の駅「湖北みずどりステーション」に向かった。約16kmの距離がある。途中、豊公園という大きな公園があり、そこに長浜城歴史博物館があった。1573年に秀吉が浅井長政攻めの功で織田信長から浅井氏の旧領を拝領した際に築城したものだそうだ。お城とみまがうような外観の博物館だ。白い壁に黒い屋根が映えていた。

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この辺から「さざなみ街道」の周囲に木々の緑が多くなり、雰囲気が良くなってきた。走っていて気持ちが良い景色が続いた。

さて、今回20インチの折り畳み自転車ということで長距離はしんどいのではないかと心配だった。たしかにクロスバイクやロードと比べると転がりが良くないので余計に漕がねばならない。

とはいえ、いまのところは順調で、道もフラットで快適なので、ほぼ巡行速度以上を維持して、1時間ほどで「みずどりステーション」に到着した。13:20分ごろだった。

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ここには野鳥センターという2階建ての建物が近くにあり、そこでは望遠鏡で湖岸にいる野鳥を観察することができるようだ。

そこに行かずとも、この琵琶湖岸にはいろいろな鳥がいることが観察できる。トンビなどの大型の鳥も多く雄大に滑空していた。

 

湖北みずどりステーション~道の駅 塩津海道・あぢかまの里 16.5km

みずどりステーションに別れを告げると、しばらくしてから琵琶湖を離れて内陸へ入って行く。そして道は木之本町方面へ向かう。内陸に入るとまた風景が変わり、里山と田んぼの景色が広がる。田植えを終えた田んぼが青く輝いていて美しい。新緑の緑に体が染まりそうだ。とても良い風景だなあと思った。左側がずっと湖岸だったので変化にとぼしく、内陸の方が山があったりで変化があって面白い。

 

さて、木之本では一つ目の難所である賤ケ岳トンネルをくぐらねばならない。しかし、道を間違えてしまい、幹線道路である303号線をそのままトンネルに向けて走ってしまった。到底自転車が通れるトンネルではない。左折するところを間違ってしまったのだ。一旦途中まで戻り、あらためて道路の青い印に沿って進むと、303号をくぐって県道514号線という旧道が出てくる。ここを進むのが正解だった。

 

こちらは車もほぼ通っておらず、快調に坂を登ってトンネルを通過することができた。

旧道の賤ケ岳トンネルだ。

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トンネルを抜けたところからの琵琶湖の景色。穏やかな水面だ。

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トンネルを過ぎると一気に下りだ。琵琶湖湖北の最北のところを走って行く。

道の駅あぢがまへ行くためには、一度ビワイチのルートから外れる必要があるので注意が必要だ。川沿いを走って行き少し迷ったあとでようやく到着した。15:30頃だった。

あぢがまの里では、柏餅を購入し、栄養補給した。自転車の疲れというのはランニングとは違う。ランニングでは足が極端に疲労して鉛のようになり、また息もつらい。しかし、サイクリングでは何か足や全身が疲労してくるのだが、どこかが極端に痛いということはない。だるくなるという感じだ。そして、行動食もしっかりと食べられる。ランニングではなかなかそうはいかない。

 

道の駅 塩津海道・あぢかまの里~今津サンブリッジホテル 23Km

あぢがまの里から次に向かうのはマキノ・サニービーチだ。まず西浅井の集落を抜けて行く。

浦川にかかる橋の上からの写真。

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そして、西浅井地区から奥琵琶湖の湖岸へと向かった。そこには自然に囲まれたキャンプ場や別荘が並んでいた。後で調べてみると、この奥琵琶湖エリアは湖北の中でも唯一、湖岸に民家がない自然豊かな場所だったのだ。

その美しい湖岸をサイクリングで楽しみながら進んだ。この景色はこの琵琶湖一周でもきっと他にはないだろうと思った。

半島を越えると、目的地のマキノ・サニービーチに到着した。時計を見ると17:00頃だった。

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湖なので波もなく水面が鏡のように穏やかだ。

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ここからは初日のゴールである、今津サンブリッジホテルまで7kmちょっとだ。

当初計画していた到着時間17:30には若干遅れるがほぼ予定どおりだ。これもサイクリングロードが概ねフラットで安定した速度で走れたからだ。途中越してきた2つのトンネルの部分だけがちょっと登りがあった。さあ、あと少しだ。

17:40頃にホテルに到着。ここはサイクリングコース脇にあるのでとても分かりやすかった。約60Kmを無事に走り切った。折り畳み自転車も壊れることなく無事だった。しかし、さすがに小径は疲れる気がする。

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ちょうど陽が沈みかけていた。

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今津サンブリッジホテルでは、自転車を部屋まで持ち込むことができるのだ。このようにそのまま転がして移動してこれた。もし手許に自転車を置いておきたい場合には、とても良い。もちろん、ロビーには自転車スタンドもあった。

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このホテルにはかつて天皇陛下も泊まられたようだ。

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さあ、夕ご飯だ。夕食込みのプランにしていたので、6種類くらいのメニューから選ぶことができた。これはステーキ丼だ。それに鍋と茶わん蒸しなどが付いてくる。凄い豪華だ。そして、とても美味しかった。

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エネルギーを補給して大いに英気を養い明日に備えることにした。

 

 

2日目につづく。