ここ大島では亀老山展望公園は欠かせませんよと友人が言う。ただし、そこはきついヒルクライム(本気の激坂)。距離3.7キロ、標高差約300mなのだ。それを制覇すれば、巨大な吊り橋「来島海峡大橋」の絶景を眺めることができるというのだ。そうですか、それはなんとしても行ってみないといけませんね、ということで我々は通常のしまなみ海道のブルーラインから外れて、亀老山へ至る道へ入っていった。(いつの間にか、ですます形でなくなった)
この亀老山展望台への入り口付近はまださほどの登りではなく、一瞬の油断を誘った。
しかし、3.7Kmくらいあるのだ。到底このままでは行くまい、と思った頃に右へ入っていく、これからが登りですよという登り口があった。ゲキサカの始まりである。
最初は何とか足をつかずに行ってやろう、と登っていったが、それも間もなく急こう配のカーブが続き、その先にさらに急こう配が延々と続くのが見えたときに、うーんとうなった。心拍数が異常に上がり、足の筋肉も限界だった。
結局、途中何度も歩き、少し勾配が緩やかになったところで、ふたたび自転車にまたがり漕いでいった。この急坂を登ってくるのは自動車ばかりだった。ちょうど再び漕ぎだしたときに自動車が来たりすると、あたかもずっとこの坂を漕いできたかのように漕いでみせるのだった。
ひたすら登っていくと、もう心が折れそうだという地点で、藻塩アイスまでもう少しだという看板が見えてくる。
やがて、先ほど通ってきた来島海峡大橋を望む景色が見えるところまで来た。もうここでも十分な景色ではないか。風光明媚である。
しかし、さらに展望台まで登ればご褒美の藻塩アイス(ジェラート)が待っているのだ。ということでさらにもうひと踏ん張り。。途中の展望スペースはこちら。
ここは自転車で登ってこないと立ち止まれないスペース。
そして、ついに何とか歩き+漕ぎを繰り返して、35分くらいかけて展望公園までやってきた。そこでは、藻塩アイスなどが出迎えてくれた。
疲れた体にはここの藻塩アイスがとても美味しかった。塩味が効いているのが最高。おすすめです。そして、そこから更に少し登ると、最高の眺めを得るために設計されたような、立派な展望台があった。
ここは絶景ポイントなので、時間に余裕があればぜひ登ってみてください。
さて、下りは急坂をあっという間に平地まで降りて、この先は伯方・大島大橋を目指します。今日はその先、大三島まで目指します。
続く。