テレビで野沢温泉にもずいぶんと外国人観光客が増えたと言うので、では今どのような感じなのか見てみたいと思い、ついでにスキーをするために野沢温泉に行ってみることにした。野沢温泉スキー場に行くのは30年ぶりくらいである。スキー自体も、数十年のブランクがあり、最近の数年で一年に一度、しかも日帰りで湯沢あたりに行くぐらいだった。しかし今回は泊まりである。楽天トラベルで検索すると、土休日はほぼ空室がない状況で、平日なら民宿などに空きがあった。
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アクセス 新幹線→バス
アクセスだが、新幹線が長野県飯山駅に止まるので、実はとてもアクセスは便利なことが分かった。新幹線で東京から最速であれば1時間39分で飯山駅まで行くことができる。そこからは野沢温泉ライナー(乗車券600円)というバスが連絡しているので、それに乗れば約25分で到着するのだ。昔はなんだか夜行バスでずいぶんと時間をかけて行った記憶があるのだが、時代は変わっていた。
朝9時43分に飯山駅に到着する新幹線に乗ると、10時発のバスに連絡している。バス乗り場は4番だ。そこにバスの券売機があるので、600円で購入できる。バス料金がとてもリーゾナブルだ。これに乗ると10時半には野沢温泉村に到着することができた。
そして、このバスには外国人観光客がどんどんと乗ってきた。テレビが言っていたとおり、外国人に人気があるようだ。
スキーのレンタル
野沢温泉スキー場のホームページには施設欄に、スキー・スノボのレンタルショップ案内が出ている。そこから各店舗に飛ぶこともできる。このホームページには飯山駅からのバスアクセス情報も一元化してリンクされている。そのため、ここを見に行けば、およそ野沢温泉についての情報を全て得ることができるので、とても便利だ。
そのレンタルショップ・リストで、長坂のゴンドラ・リフト乗り場に一番近い、Snow Sports THANXがWEB予約できるようになっており、WEBから予約すれば10%オフということだったので、予約をしてみた。2日間、スキー、シューズ、ストックのセットを借りて、6,750円だった。事前にWEBで申しむ際に、身長・体重・足のサイズやスキー経験などを入力すると適切なものを出してくれる。
10時半に村内のバスターミナルに到着し、宿へ一旦行って、着替えてこのレンタルショップまで歩いて行った。しかし、長坂ゴンドラまではずっと登りなので、徒歩が大変であれば、村内の無料シャトルバスで行くこともできる。村内を巡るシャトルバス・サービスがあるというのはとても便利だった。
Snow Sports THANXはまさにゴンドラ乗り場の目の前だった。
長坂ゴンドラ乗り場の建物。
宿泊
宿は楽天トラベルで検索して選んだ、「くつろぎの宿 池元」というところだった。バスターミナルのすぐ横というアクセスの便利さと、一人旅用のプランがあったので、こちらにしてみたのだ。
実際、バスを降りると一分かからずに宿に到着できた。なかなか、立派な建物である。
また、このバスターミナルから無料シャトルバスが発着しているので、ここからすぐにゴンドラ乗り場まで連れていってくれるのだ。
宿の部屋はこんな感じだ。十分に広い畳の部屋だ。置いてあるおまんじゅうが美味しくて、帰りにお土産として買った。
かけ流しの温泉があり、泉質も良くて、またいつでも入り放題だった。宿の人もとても親切でよかった。
食事も、最初は少ないかなと思いや、けっこう多くてお腹一杯になってしまった。
外国人観光客
さて、外国人スキーヤーである。欧米、特にオーストラリアからの人が多いようで、中華系の方も多いような感じがした。レンタルショップにも次から次へと、外国人が入ってきて盛況だった。
そして、ゴンドラやレストランでは、多くの欧米の方がいて、特にレストランでは数十年前の世界とは全く違って、欧米の方がにぎやかに会話しているのが不思議だった。いったい私はヨーロッパのスキー場に来てしまったのか、という感じである。そんなにも、ここ野沢温泉も外国人に有名なようであった。
たまたまリフトに乗り合わせた親子と話をしたが、その親子はオーストラリアのアデレードから来ているということだった。いま、向こうは秋だが、とても暑くて、ここに着たら雪もあって不思議だと子供の方が言っていた。
ゲレンデでは外国人インストラクターによるレッスンも行われ、場内アナウンスはネイティブによる英語のアナウンスもされている。すっかり、外国のようである。
野沢温泉スキー場
数十年ぶりに来た野沢温泉スキー場は、一つ一つのコースが長くて実に滑りがいがあった。もはや上級コースは行かなかったが、それでも山頂のやまびこコースはとても気持ちが良いパウダースノーで、斜面も適度な中級コースが長く続いていて、爽快だった。
山頂から下ると、最大10kmものロングコースを楽しめるのだ。また、ゴンドラで一気に上まであがって、そこも尾根伝いにコースが枝分かれしているので、とても全てを回りきることができないくらい広かった。
ところで、多くのスキーヤーやボーダーがヘルメットをしていたので、調べてみると近年は安全面からヘルメットが推奨されていて、やがてはヘルメットが義務化されてくるようなことが書かれていた。数十年前の知識で来たので、ヘルメットは上級の人が高速で滑るから安全のために付けているのかと思ったが、どうもそうではなかった。
しかし、ヘルメットをかぶると誰でもカッコよくて、上手そうに見えるのはいいね。
温泉街
外湯がいろいろあるので、外湯巡りも楽しめる。その中で、大湯という一番大きな温泉に行ってみた。入るといきなり脱衣所と風呂が同居しているので、狭いところで服を脱いで入って行く。
どれだけ熱いかと思ったら、誰かが水道水を流しっぱなしにしていたようで、ぬる湯のほうがだいぶぬるくなっていた。これはいかんということで水道水はとめて、熱湯に手を入れると、これは熱かった。一生懸命にうめて、なんとか入れるようになった。
やはり、熱くなければいけない。
ではまた。