こんにちは。
日本語教師をやってみたいなと漠然と考えていたときに、たまたま手に取った本が
荒川洋平先生著『もしも... あなたが外国人に「日本語を教える」としたら』
という本でした。
日本人として当たり前に日本語を使うことができるということと、
「外国語として」外国人に教えるということが全く違う、ということが
とても良くわかる本でした。
まえがきでは、以下のようなことが述べられています。
・今は知識がないが、外国人に日本語を教えることに興味がある。
・「日本語教育」を勉強したいが、身近にそういう講座がない。
引用:荒川洋平先生著『もしも... あなたが外国人に「日本語を教える」としたら』
私にとってよく当てはまるなあと思いました。
そして、この本では経験もないのにいきなり日本語を教えることになった、3人の
ケースが具体的に語られます。3人が試行錯誤していくさまが、まるで自分が
シミュレーションしているかのように感じられます。
自分だったらどうするだろうと、
リアルに感じられるところ、面白く読めるところがお勧めです。
それだけでなく、日本語教育のための重要な知識・用語についても紹介されるので
わかりやすいです。
日本語教育では硬い本が多い中、楽しく読むことができます。日本語教育の入り口として読んでみるのに良い本だと思います。
手始めとしていかがでしょうか。
そして、この本には続編もあるのです。それが、こちら。続編では、更に一歩日本語教育へ足を踏み入れた人たちを対象としています。そして、この本では「教材」について多くを語り、また「教授技法」についていろいろなアイデアをもたらしてくれます。
読み物としても面白いところが何よりおすすめです。
今日は以上です。