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日本語教師採用説明会に参加してきた。オンライン・会場型それぞれの利点。

日本語教師としていろいろな働き方を検討するために、日本語学校の説明会に参加してみた。現在まだコロナ禍ということと、在宅ワークが普及してきているために、説明会もオンラインで行われているものがある。また、その一方で説明会場にて対面で行うもの、その両方があった。それぞれにどちらにもメリット・デメリットがあった。

目次

オンラインでの学校説明会

ビデオ会議のイラスト

オンラインで行う場合には、Zoomを使用することが多いと思う。時間になると事前にメールで受け取っていた招待状のURLに接続して入るという仕組みだ。Acceptされて会議に参加すると、そこには多くの方が既に入られていた。学校側がまず学校についての説明を行い、多数の参加者がそれを視聴する。そして、一通りの説明が終わった後で、質問があれば口頭ないしチャットで質問をして、それに対して学校側が回答するという流れだった。オンラインの場合多数の参加者が一同に会する。そのために、あまり細かい個別の話はできない感じがあった。また、人によっては他の人も聞いているので遠慮してしまう可能性はあるかもしれない。以下は私が思ったメリット・デメリットだ。

 

メリット:

物理的な移動の時間が不要になるので大変便利。どこからでも入ることができる。多人数で同時に参加することができる。

学校側がPPTやWordで画面共有をして説明をしてくれるので、聞いている分にはとてもわかりやすい。

 

デメリット:

あまり何回も質問をするのは遠慮するところがある。また個別の突っ込んだ話はしずらい。

個々人の事情や希望などを表明するのは難しい。

 

集合型(対面)での学校説明会

パイプ椅子に座る会社員のイラスト

私が参加したところでは会議室に各学校のブースが設けられて、そこに学校側から1-2名の方が座っておられた。その前に名が机が置かれて反対側に椅子が2つ置いてある。空いていればそこに行って話を聞く。もしくは既に先に話を聞いている人が居れば、後ろの席で待機するという形だ。

個別に話ができ、自分の希望・現状を伝えて、質問応答をすることができるので、オンラインよりもより突っ込んだ話ができる。

 

メリット:

個別の話を突っ込んで聞くことができる。またこちら側の情報も伝えることが出来る。

参加者に沿って学校側が個別の説明をすることができる。こちらの質問内容によって、話も変わってくる。

ざっくばらんに話をすることができる。

学校のパンフレットをもらうことができた。

直接対面するので皮膚感覚として伝わるものがある。

 

デメリット:

物理的・時間的な制約があり、そこまで移動しなければならない。あるブースが人気で何人も待機しているとかなり時間を待たなければならない。

 

いろいろ参加して自分にマッチした学校を探してみるにはどちらも良いと思った。

 

ではまた。

日本語オンラインレッスンの比較 スカイプかズームか。

今年に入ってから、オンラインでの日本語のプライベートレッスンを続けています。やはり、コロナの影響で対面授業というのはなかなかできない状況ですね。でも、特にマンツーマンのレッスンであれば、むしろ会議システムを使ったほうが双方にとって便利なのではないか、と思っています。

わたしはもっぱら相手の学習者が一人という、マンツーマンのレッスンです。そして、会議システムとしてはSkypeないし、Zoomを使っています。

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どちらも使う場合があるので、ちょっと今日は、SkypeとZoomとを使っていて気づいたことを書きたいと思います。

 

Skype

まずSkypeですが、こちらは前からあるシステムなので、こちらをメインで使うスクールも結構あります。私が登録しているところでもこちらを使ったレッスンもあります。

 

メリットと思うところ

・過去のチャットメッセージを残すことができます。過去にSkypeで接続した相手の履歴が残るので、チャットを使って練習した内容などを記入していれば、前回のレッスンではどんなことを教えたか(教わったか)が、先生側そして学習者側も見ることができます。これは記録という意味でも便利だと思います。

 

残念なところ

・無料版ではホワイトボード機能がありません。Zoomではホワイトボードがあるので、それを使うことができるのですが。

 

 

Zoom

最近はZoomでのレッスンをしているスクールが多いです。また、学習者もZoomを希望してくる場合が結構ありますね。

 

メリットと思うところ

・背景をぼかしたり、バーチャル背景を使うことができるので、プライバシーを見せないようにすることができます。

・ホワイトボード機能があるので、ペンタブレットがあれば、そこに手書きで書いたものを、ホワイトボードとして見せることができます。

・また共有しているファイルに先生と学習者が共に書き込むこともできます。

・パワーポイントをインストールしていれば、それをバーチャル背景に使うことができます。つまり、プレゼン資料を投影しながら、自分もそこに映り込むことができます。

より、リアルなプレゼンや授業のようなスタイルにできます。

 

残念なところ

・過去の会議の履歴が残らないので、送ったチャットメッセージなどは消えてしまいます。

 

とりあえず、気が付いたところを記入してみました。みなさんはどんなメリット・デメリットがあるとお考えでしょうか。

 

では、また。

 

 

オンライン日本語レッスン メリット・デメリット

こんにちは。

 

オンラインで日本語を教え始めて、まだ7回程度ですが、いろいろとメリットやデメリットが感じられたので、今日はそのことについて書いてみたいと思います。

 

まず、メリットですが、物理的な移動をする必要がないので、教師側・学習者側にとって、教室という場所へ行かなくて、自分の家など居る場所からアクセスできるというのがなんといっても良い点でしょう。

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オンライン

 

そして、なんといってもオンラインの強力な武器は、なにも日本にいなくてさえ、レッスンを受けることができるということです。地理的な制約を受けることなく、国境を飛び越えて、違う国にいるにもかかわらず、日本とインターネットを接続してレッスンを受けることができるのです。

 

これはまさにインターネット時代の恩恵を享受できるものです。インターネットがあればこそできる、空間をワープしたレッスンなのです。

 

そして、また、ベトナムでは通いたくても日本語教室が足りないとか、近くにないとか、そういう事情があっても、インターネットへの接続環境があり、PCやIpadなどがあれば、Skypeなどを経由してオンラインでアクセスが可能です。あとは、教師さえいればいつでもレッスンを受けることができます。

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インターネット

 

こうした物理的制約を超えられることが最大のメリットでしょう。そして、まるで目の前に学習者が、教師がいるかのようにレッスンをすることができるのです。

 

しかし、やはりデメリットがあります。これまで数回やってみて、いろいろ感じました。まず、ひとつはITに不慣れだったり、パソコンの能力やインフラ環境によって、音声や画像が不安定になるということです。

たとえば、わたしはSkypeでCDの音声を聞かせたりしています。ところが、どうしてだかわからないのですが、前回のレッスンでは音声ボリュームが小さくて良く聞こえない、という問題が発生しました。

 

インターネットでのレッスンでは、こうしたテクニカルな問題は避けられない課題かと思います。何も問題がなければいいのですが、ひとたび何かエラーが起きるとそこでレッスンが停滞してしまいます。その間、学習者を待たせることになってしまうわけです。

 

また、わたしがSkypeの使い方を分かっていない、あるいは慣れていないせいかもしれませんが、教材を画面共有で見せてレッスンをする場合にちゃんと相手に見えているのかどうか、いちいち確認が必要です。そういったところがまどろっこしいわけです。

 

ただ、もしかしたら技術的な課題はいろいろ勉強をすると、良い使い方が分かって解消できるのかもしれません。この辺は私にとっても課題です。

 

また、やはり対面のレッスンでないと、本当に目の前にいるようには見えません。撥音の口の使い方であったり、発声、あるいはボディランゲージなど、見える範囲が制約されるので、完璧には伝えられないと思います。やはり、教室での対面レッスンというものは、皮膚感覚としても重要であると感じます。

 

とはいえ、今回縁あって、オンラインのレッスンを始めましたので、オンラインのメリットを使いこなせるようになって、どこまで良いレッスンができるかを追求していきたいと思います。

 

あなたの学習者はもしかしたら、病床にあってそれでも日本語を習いたいと思っているのかもしれません。そうした学習者にとっては、オンラインでのレッスンというのはまさに貴重なツールであり、時空を飛び越えて目の前にレッスンを実現することができるのです。

 

今回は以上です。

オンライン日本語レッスン アイスブレイク

こんにちは。

 

オンラインでの日本語レッスンも5回目となりました。

この日はちょうどバレンタインデー。ということで、まず最初に学習者の国ではバレンタインデーがあるかどうか、どのようなことをするかを聞いてみました。

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今日はバレンタインデーですね、と話を振ると、なんだか皆リアクションがあります。

そこで、日本と同じように好きな人にチョコレートをあげるのか、と聞いたところ、にやにやと嬉しそうです。このようなイベントは若い人にとっては、話題として突っ込むところがありそうでした。

 

というわけで、最初に笑いが出るような、雰囲気が軽くなるようなアイスブレイクを入れると、そのあとのレッスンがやりやすくなるようです。

 

今日はそのあとは、まずテーマに沿った自由会話を行いました。自分の国の行事について少し話をしてもらいました。自分が知っていることですから、何とか言葉を探して、どういうことをするのかを教えてくれようとします。

 

続いて、今度は文例がある、ロールプレイをやってみました。先日は、文例をあまり提示せずにタスクとしてのロールプレイをやってみたら、なかなかできなかったので、もう少し簡単な形としました。

 

ただ、これだと文例に倣って発話することだけに集中してしまうので、本当の意味での会話の練習になっていないな、と思いました。そこで、今後これを自分のこととして発話できるようにするには、どうしたらよいか、を考えたいと思いました。

 

最後にCDを使った聴解練習をしました。これはN3レベルの練習問題から拾ってきておこなったのですが、学習者は結構集中して聞いてくれました。

ただ、これはテストとしてはまあいいのでしょうが、もうひとつ工夫できないか、と思いました。スキミングする、スキャニングするという目的はあるのだと思いますが。

なにか、もう少し生の会話・アナウンス・など有用なものを活用できないかとも思いました。今後の課題です。

 

今回は以上です。

 

オンライン日本語レッスン ロールプレイは難しい

こんにちは。

 

オンラインの日本語レッスンで、試しにロールプレイに取り組んでみましたが、これが実に難しいことがわかりました。まず、相手は初級者だったので、シナリオをきちっと作って、それに沿った形でのロールプレイにするべきでした。

 

このくらいはできるかな、と思っていたのですが、意外に難しいようでした。まずは、しっかりとシナリオを書いて、それをやってもらわないといけない、ということがとても良くわかりました。

 

そこで、反省もこめてこれからそのロールプレイのベースとなるシナリオを書いて、配布しておこうと思います。それから、ロールプレイを行うためには学習者側でも十分な準備が必要だということです。ですから、ロールプレイを行う場合には、その課題を事前に送っておいて、良く準備をしてもらうようにしようと思います。

 

その一方で、今日は聴解のためのCDがうまく起動して、聞いてもらうことができたのでそれは良かったです。ただし、この聴解もただ聞かせて、質問に答えてもらうだけではなく、どういうところ目指すのかを設定しないといけないと思います。

 

いろいろな課題が見つかったようです。実際にレッスンを始めてみて、反省することばかりで、毎回が私にとっても勉強になります。

 

今日は以上です。

オンライン日本語レッスン 時間配分について

こんにちは。

 

3回目のレッスンを行いました。毎回どのように時間配分を行うか悩みます。

今日は以下のような配分で行うように簡単な教案を作ってみました。

 

前回の復習: 5分

ウォーミングアップ: 5分

会話練習:  20分

聴解練習:  15分

文法クイズ: 10分

質問など :  5分

 

やってみて、まだまだスムースに進まないなあと思います。もっと、会話の部分での繰り返し練習を行った方がいいのかもしれない、とも思います。なかなか、うまく言葉が出てこないので、基礎をやったほうがいいかなと思うわけです。

 

しかし、案外基礎的なことはわかっているようでもあり、言葉が出てこないのは慣れていないから、発話をする機会が少ないから、というようにも思います。

 

とすれば、機械的に基礎練習を繰り返してやるよりも、もっと自分のことを話してもらうような自由な会話の練習のほうがいいのか、とも思います。

 

今日はCDを使って聴解練習をやってみたかったのですが、なぜか外付けのCDプレーヤーがうまく起動せず、せっかくCD付きのテキストを買ったのに使うことができませんでした。学習者に申し訳なく、しょうがないから自分でナレーションをやりました。

 

しかし、なんでうまく起動しなかったのか。あとで、落ち着いてやってみたら作動したので、うーんという感じです。次回はちゃんとできますように。

 

しかしながら、なかなかうまくいかないものです。どうしたら、良いレッスンができるか悩みます。

 

今日は以上です。

オンライン日本語レッスン 1時間の時間割に悩む

こんにちは。

 

先日オンラインの日本語レッスンを開始しました。その2回目を行いましたが、1時間という時間枠は結構長いので、いかにその時間を有効活用すべきか悩みました。

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会話練習

1時間ありますが、指定の教材を使って積み上げ式のレッスンを行うわけではありません。むしろ、自由に会話を行い、学習者の会話力を向上させるということが主眼になります。

 

とはいえ、雑談でいいのか、という思いがありましたので、今回は以下のように時間割を考えてみました。

 

5分:ウォーミングアップ 今日はどうだったか。朝何時に起きて、何時から仕事か、などを言ってみる。

25分:テーマに沿った会話 いくつかテーマを用意して、それについて話をしてもらう。その時に初級で行っているであろう文型を使って質問をしてみる。複数の学習者がいるので、それぞれからも質問をしてもらう。

15分:聴解練習 今回はあまりよい教材が見つからなかったので、N3の聴解マスターのための練習問題をやってみる。

10分:復習の意味で、初級の文型をやってみる。絵による導入の絵を見せて、文型を使った発話をしてもらう。

 

というような内容にしてみました。

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レッスン

まず、ウォーミングアップは比較的スムースでした。が、いくつか発言をさせてみると、学習者によって、発話のレベルが若干違うということが今回は大分あきらかになってきました。そして、聞くことがうまくできない人がけっこういることがわかりました。

 

会話の中心として、テーマについて話してもらうようにしました。それはまあまあなんとかできましたが、やはりまだ会話力がないということがはっきりしてきました。今後は会話力をいかにして向上されるか、が課題です。でも、自分が興味があることについては、一生懸命話をしようとするので、ことばをいかに引き出してあげられるか、が重要だと思いました。

 

www.skype.com

さて、このオンラインレッスンはスカイプを使用しています。ですから、聴解練習について、例えばPC上(WEB上の動画教材)を共有して聞かせることができればいいなあ、と思いました。

ところが、今回はその共有のやり方がわからなかったので、私が自分でスクリプトを読んで聞いてもらいました。それだと、ちょっと2名での会話などを聞かせるにはあまりよくないなあと感じました。次回は動画共有ができるように調べてみたいと思います。

 

それで、聴解をやってみると、学習者によって大分理解が違うことがまた明らかになってきました。同じ聴解練習をやってもらうのは難しいかもしれません。同じ時間でのレッスンなので、学習者ごとにどう分けてできるかが課題です。

 

学習者ごとにレベルをわけた教材を用意して、それぞれに応じて順番に聞かせていくのがいいかな、と考え始めています。もちろん他の人も聞いてもらうのはよいので聞いてもらう。そんな形で、いくつかのレベル別の聴解教材を使い分ける、ということで次回はやってみたいと思います。

 

 

今日は以上です。