五稜郭公園を見学した後、市電に乗って今度は十字街のほうに行ってみた。十字街は函館駅から更に南下して、函館山の麓にほど近いエリアだ。ここからはベイエリアを散策することもできるし、函館山ロープウェイに行くこともできる。
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金森赤レンガ倉庫など
前回、ロープウェイには登ったので、今回は赤レンガ倉庫のほうに行ってみることにした。少し歩くと、以下のように金森赤レンガ倉庫というモニュメントが出てきた。
そもそもは、渡邉熊四郎という人が明治2年(1869年)に洋品店を開業したことから始まるようだ。そして、明治20年(1887年)に倉庫業を開始したという。いまや、その倉庫が総合複合施設に生まれ変わったのだ。
ご覧のように、この辺りはベイエリアで、波止場があり、クルーザ―に乗ることもできる。函館湾を一望することができる。そして、倉庫の中を造作した商業店舗がいろいろある地域だ。
少し歩いたところに、はこだて明治館という建物があった。これは明治44年(1911年)に、北海道の玄関口だった函館に道内初の郵便局として建造された旧函館郵便局だそうだ。それが現存していて、いまは民芸品やオルゴールなどが販売される施設となっている。建物の外側は歴史を感じさせる。
明治館の中の様子。
明治館の側面。レンガ造りでアーチ型の窓がある。
そこから更に少し歩くと、金森赤レンガ倉庫群が出てくる。この場所はなんだかまるで北欧かのようだ。
金森赤レンガ倉庫が立ち並ぶ。明日のフルマラソンではここいら辺りも走るようだ。風光明媚な場所だ。
倉庫の中はカフェやアート、クラフト、民芸品、お土産、アパレルなどいろいろなショップがある。その中で、したのごまだんごをちょっと食べてみた。とても美味しかった。
倉庫の側面には植栽があり、BAYの文字がおしゃれ。
函館山を望むことができるが、あいにくこの日は雲が降りていた。
ラッキーピエロベイエリア本店
昼に近くなってきたので、はやめにランチをすることにした。この辺にはいくつかラッキーピエロがあったので、少し人の往来が少ない、こちらの店舗へ行ってみた。
ラッキーピエロは函館を中心とする道南エリアで展開するご当地のハンバーガーチェーンだ。
12時少し前だったので、うまく座ることができた。
ラッキーピエロの看板だ。とても派手なのですぐにわかる。
入口の様子。いろいろなメニューがあるようだ。
セットメニューというと、このチャイニーズチキン・バーガーのセットしかないとのことなので、それを頼んでみた。ポテトにグレイビーソースとチーズが掛かっているのが斬新だ。チキンは唐揚げ風のものが挟まっている。結構なボリュームがある。とてもうまかった。
店内の様子。
青函連絡船・摩周丸に乗ってみた。
ベイエリアから函館駅方向を望むと、巨大なクルーズ船が停泊しているのが見えた。あれはなんだ?と思った。マップで調べるとちょうどそこには青函連絡船摩周丸が係留されて、展示されていることがわかった。そこで、あそこまで行って、摩周丸に乗ってみることにした。というのも、最近クルーズ船に興味をもったからだ。
けっこう歩いたが(明日マラソンなのに足を使ってしまった)、摩周丸までやってきた。
500円で乗船・見学することができる。
メモリアルシップとある。
こちらはタグボートの錨。
船内にはいると客席が並んでいた。その当時の様子がしのばれる。
電車のシートのようである。
青函連絡船というのは、国鉄ならびに民営化後の北海道旅客鉄道(JR北海道)によって運航されたのだそうだ。 船内に貨車をも積み込み運航していたそうだ。
舳先からの眺め。函館山方向を望むことができる。
いろいろな計器が並んでいる。
操舵室のようす。
デッキから煙突を眺める。隣にちらっと見えるのがクルーズ船。
スクリュープロペラ。
港町函館ならでは、摩周丸に乗ることができた。
ところで、摩周丸のとなりには世界一周クルーズの途中で函館に立ち寄った、豪華客船Insignia(インシグニア)が停泊していた。
周遊中のお客が下船していた。このクルーズ船はネットからの情報ではとても豪華そうである。
摩周丸の甲板から見たところ。
こちらは船首方向。Ingisniaと書いてある。
これまでインドや東南アジアを巡って、日本へ入港し、これから北米に向かって行く予定のようだ。一度、こんな世界一周クルーズをしてみたいものだ。
ではまた。