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2023年3月 タイへの旅 第4回 チェンライ編の2 メーサイからタムルアン洞窟へ

この日はメーサイへ行ってみることにした。ミャンマーとの国境の町であり、しばらくコロナのために封鎖されていた国境が開いたと聞く。また、2018年にタイのサッカーチームの少年ら13人が洞窟に閉じ込められるという事故があったタムルアン洞窟も近い。

 

メーサイへの移動方法

チェンライのナイトマーケット裏にあるバスターミナル1から、乗り合いバス・ロットゥーに乗って行く。

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このようなバンに乗って行く。
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ターミナルへ行ってみるとちょうど人数がそろったので1台出発するところだった。それに乗せてもらう。料金は忘れてしまったが、50バーツそこらだったと思う。

8:10バス発。途中で人を何人か拾って行ったが、バス停とは思えないところで乗ってくるような気がした。どうやって乗客と見分けているんだろうか。荷物まで受け取って何処かへ配達もするようだ。とてもフレキシブルだ。

このロットゥーは国境の町に行くため、途中で検問があった。皆IDカードを見せている。外国人はパスポート必携だ。日本のパスポートを見せたら中身をチェックされた。なんとなく緊張する。別段何もなく返される。


9時半過ぎにメーサイバスターミナルに到着した。そこに赤いソンテウがいて、ボーダーまでの移動を行なっている。それは15バーツ。

 

タムルアン洞窟

誰かタムルアン洞窟へ行ってくれないかを聞いてみたが、名前を間違えて通じなかった。なんとか話が通じたところ、バイタクなら300バーツで行きと帰りにボーダーまで行ってくれるという。ちなみにソンテウを聞くと500バーツというから、バイタクにお願いすることにした。初めてバイタクに乗った。後ろのつかまれるところを掴んでいれば安定して乗っていられる。これは快適だった。しかし、この辺りは気温が低いので、まだ朝ということもあり、風を切っていくので寒いくらいだった。

約3kmの山道を登って行くと10分くらいで到着した。

 

まだ洞窟はその先だが、入り口に観光客を送迎するバス?が待っていた。朝10時前ということもあり、他に観光客はいなかった。

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さて、送迎車では私一人だったこともあるのか、この大きな記念碑?の前で運転手が記念写真を撮ってくれた。

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数分で遂にあのタムルアン洞窟入り口に到着した。まさにドラマやドキュメンタリーで知っている場所が目の前に現れた。とても静かな場所だ。鳥のさえずりしか聞こえない。

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近くにはこの山の神を祀る祭壇がある。
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Doi Nong Non、Doiは山の意味だが、この山は女性が横たわっているような形に見えるらしい。物語としてこの国のお姫様が馬屋係と恋に落ちて駆け落ちしたが、その馬係は召し取られてしまった。それを悲しんだお姫様の呪いがかけられているという。

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そのため、このようなShrineがあるのだ。
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入り口で封鎖されているかと思ったら、第一チャンバーと言うエリアまで降りていくことが出来た。

洞窟入り口には少年たちの乗ってきた自転車まで展示してあった。リアルだ。

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そしてサッカーチームのユニフォームまであった。
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救出作業で使用した酸素ボンベや、救出用の運搬具までが置かれている。
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入って行くと最初は広い空間が広がっている。
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そこから先に洞窟が伸びている。
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なま暖かい湿気があり、足元は何となくジトっとしている。

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途中に説明図などの写真もある。下の1というところまでは入っていける。
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200m程度の距離だが入れるだけでも嬉しい。実話とドラマを見ているから、なんだかドキドキした。緊迫感が凄かった。超おすすめだ。

 

かつて、この場所には多くの国からエキスパートが結集し、また地元のボランティアが食事や移動手段を提供した。多くの力を合わせて不可能と言われた救出を可能にした。不幸にも1名のタイ人ダイバーの方が亡くなった。その方の慰霊碑が立っている。

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外には記念館などがあったが、その一つの建物でうっかり土足厳禁になっているのに気がつかず、一歩足を踏み入れてしまったら、外で掃き掃除をしていたおばさんにものすごい勢いで怒鳴られた。救出に当たった多くの英雄のため毎日庭をきれいに掃いているのだろう。申し訳なかった。ここはとても大切な場所なのだと思った。

下の白い服の人物はたしか市長だ。ドラマでは彼の働きが感動的に描かれている。

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帰る頃になるとだんだんと観光客が増えてきたようだ。バイタクに乗って、今度はボーダーへ送ってもらった。

 

ここでちょっと過去記事になるが、Netflixで配信している、タムルアン洞窟遭難事故のドラマ、「ケイブ・レスキュー」がとても面白かったので、その記事を以下ご紹介する。

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第5回につづく。