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谷根千をサイクリング、レンタサイクルで昔の雰囲気が残る街を散策してみた。

10月になりようやく秋の涼しさが出てきたので、谷根千のあたりをサイクリングしてはどうか、という話が持ち上がった。谷根千というのは、谷中・根津・千駄木の界隈を略して言うらしいが、行ったことがないので、「季節もよいので自転車に乗るにはいい気候ではないか、谷根千には猫がいるらしいが、ぜひ見てみたい」ということで、行ってみることにした。

 目次:

レンタサイクル 自転車を借りる

サイクリングの自転車を担いで、あるいはそれに乗って現地まで行くのはちょっと大変だったので、どこかで自転車を借りようと思った。

 

谷根千はJRの駅で言えば、日暮里・鶯谷・上野の周辺だが、Google mapで検索をしたところ、京成上野駅構内にレンタサイクルショップがあることがわかった。そこであれば、谷根千に向けて乗り出すのにもとても便利ではないか、ということでそこで借りることに決定した。

 

下にそのショップのHPをリンクしたが、場所やアクセスなど丁寧に書いてある。上野公園や谷根千、そして浅草までもサイクリングするなら、とてもおすすめだ。

HPを読むと、スマートフォンアプリ「RYDE CYCLE」をダウンロードして予約をするように書いてある。ただし、これは2023年10月時点では使用できない、ということがお店に電話してわかった。

 

そこでお店に人によれば、借りる当日の朝に電話して自転車を取り置きしてもらう、というのがおすすめの方法とのことだった。

 

借りられる自転車はコーダーブルームのクロスバイクで、身長に応じて3サイズを用意しているとのこと。全部で6台が用意されているようだった。

平日なら4時間で1000円だった。しかも、ヘルメットも付いている。クロスバイクはメンテされているので、快調だった。

cycle.ryde-go.com

HPではモデルコースも紹介しているので、それに沿って自転車に乗ってみるのも楽しいかもしれない。

 

マップ

実際に回ったところを以下のようにマップにまとめてみた。こうしてみると上野公園の西郷さんのあたりを起点として、北は日暮里の方へ行き、そこから少し山手線の内側に入る感じで、とても小さいエリアだ。

 

 

コース 

上野公園⇒寛永寺⇒谷中⇒谷中霊園谷中銀座根津神社⇒上野公園 というルートでぐるっと回ってきた。詳しくは上の地図を参照。

 

京成上野駅で自転車を借りたので、そこからスタートする。時間があれば、初めに西郷隆盛銅像を見るのも良いだろう。それにしても上野は外国人が凄く多い。半分以上は外国人なのではないだろうか。西郷さんの銅像のところでは多くの外国人を連れた、通訳案内士が説明をしていた。

西郷さんを見た後は、下に降りて不忍池の方へ回って、池之端口から上野公園にはいる。そこから上野公園を北上していく。上野動物園を左に見て、大噴水を目指していく。

本当は噴水が出ているはずが、シャッターを切ったときには噴水が終わっていた。

このあたりはベンチでのんびりしている人が多い。

目の前には国立博物館が見える。興味のある展示があれば、足を伸ばして見てみるのもよいだろう。

ここから左へ折れて、東京藝術大学の方へ向かって行く。藝大の間の道を抜けて行くと、谷中へ入るが、そこを右へ折れて、寛永寺を見てみるのもよいだろう。

こちらは寛永寺の根本中堂。ここ寛永寺天台宗の東の大本山で、東叡山の中心であることから、この建物は根本中堂と呼ばれるらしい。江戸時代においては、今の上の公演まで含めた敷地が寛永寺の敷地であり、格式と規模において随一の大寺院だったそうだ。

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さて、寛永寺の見学を終えると再び谷中への入口に戻る。そこからは狭い道を走って行くことになる。少しすると、ちょうど目の前の通りの角に和風建築の建物があり、そこがカヤバ珈琲というカフェになっている。この日も外で待っている外国人がいた。

どうやら人気店のようだ。昔ながらの建物だ。

 

ここを過ぎてしばらく行くと、今度は右側少し入ったところに「上野桜木あたり」という場所が出てきた。ここはいくつかの古民家をリノベーションした施設で、ビアホールやベーカリー、雑貨店などがあるようだ。隠れ家のようで雰囲気が良さそうだ。今度ぜひ来てみたい。

上野桜木あたりの小路。

ここが谷中ビアホールだ。ビールが美味しそうである。

どうやら、谷中ではこのようにひっそりとした隠れ家的なカフェがいろいろあるようだ。そうしたところを求めて、外国人も来るようなのだ。

ここを過ぎるとすぐに谷中霊園だ。広大な敷地に著名人のお墓が続いている。道路の両側に立派な並木が連なり、その向こうに立派なお墓が続いている。

霊園の向こうには東京スカイツリーが見える。

谷中霊園を真ん中くらいまで進んで、左に折れていく。次に向かうのは、観音寺の築地塀だ。長安寺の角の所を左へ折れると、そこに数十メートルの塀がある。,瓦と粘土を交互に積み重ねて造りあげたものだという。

ここでUターンをして、再び谷中を北上していく。やがて、右側に見えてくるのが、朝倉彫塑館だ。明治 - 昭和の彫刻・彫塑家であった朝倉文夫のアトリエ兼住居を改装した美術館だという。今回は中へ入らなかったがぜひ見てみたいところだ。

屋上にも座った人の塑像が見える。

さて、ここを更に北上していくと、日暮里へ通じる道へ出る。ここを左に曲がると、有名な夕焼けだんだんや、谷中銀座へ至る。

谷中銀座では猫がいるかと思ったのだが、残念なことにこの日は猫をみることはできなかった。猫の置物はいくつもあったのだが。

さて、谷中銀座を過ぎてぐるっと回りこむようにして、休憩スポットであるHAGISOカフェに到着する。ここはとても人気らしい。落ち着いたカフェだ。ここは築68年の木造アパートを改修した「最小文化複合施設」だそうで、カフェの他に、ホテルのレセプション・ショップやサロンなどがある。

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居心地がいいのでゆっくりと時間を過ごすことができる。

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hagiso.com

 

HAGISOを後にして、いよいよ終盤の根津神社に向かう。どこに行くにしてもこの界隈は自転車でも数分なので行きやすい。

ここ根津神社は大変由来が古く、1900年あまりの昔、日本武尊千駄木の地に創祀したと伝えられる古社だという。つつじの名所としても知られている。

この千本鳥居は写真映えスポットのようで、何人もの外国の人がそれぞれにモデルとなり写真を撮っていた。

根津神社から上野公園の不忍池を目指す。もうすぐの距離である。

あっという間に上野公園に戻ってきた。

 

谷根千のサイクリングはコンパクトにまとまったエリアなので、自転車で快適に短時間に回ることができる。徒歩で歩くのも良いが、全体を回るなら自転車の機動性はとても便利だと思った。

 

ではまた。