最近フィギュアスケートを見ていなかったので、アダムシャオイムファという選手を知らなかった。しかし、男子フィギュアのグランプリシリーズ、フランス杯そして中国杯での演技がものすごかった。これは大注目だと思った。
これまでの男子選手にはない、線の太さ、身体能力・筋力が凄いと思うのだ。ジャンプの高さ、質が凄いし、プログラムも実に魅せるのだ。特に今期はブノワ・リショーの振付によるプログラムのようだが、彼独特の振付が実にハマっている。
後半のステップシークエンスも見もので、音楽とも調和していて、加速度的にスピードが上がるのも異次元。フリップを横回転にする独特の技術もカッコいい。
そして最後にスピンの固め打ちだが、高速スピン、姿勢変化も素晴らしい。
こちらは今期のショートプログラム。フランス杯での演技。
こちらはつい先日12月の大会での模様だ。冒頭の4Lzが凄い、ただし、まだジャンプの調子が今一つ戻って来ていない、と感じる。ぜひ、世界選手権に照準を合わせてほしい。
さて、グランプリファイナルだが、アダムシャオは残念無念。周りが超ハイレベルなパフォーマンスをする中での最終滑走はちょっと緊張、力んでしまったか。それでも残りのジャンプは決めたし、やはりステップ、スピンは圧巻だった。
フリーではなんとか、踏ん張った。ジャンプで力んでしまっていたのか、いつもの調子ではないのが残念だった。
世界選手権での、巻き返しを期待したい。 プログラムは本当に素晴らしいのだ。そして、最後の怒涛のステップ、スピンは圧巻なのだ。
ではまた。